NFLの「ヒュー・ジャクソン、ロバート・グリフィンⅢにベタ惚れ」という記事では、ブラウンズのHCヒュー・ジャクソンさんが、グリフィンさんの練習を見て、『まるで、今、立っている大地が動いたように感じた』とか、RGⅢの2012年を思い出させるような動きに感銘したジャクソンさんが、目を丸くしてオーナーに報告し、それでオーナーが部下に「彼を連れて来い」と語ったとか書いてるけど、それはちょっとドラマにしすぎ?じゃないんですか?ねえwwいや、たいそう気に入ったのは本当なんだと思うけど。
契約前に報道された、ヒュー・ジャクソンさんのインタビューでは、「(RGⅢには)タフな質問をたくさんした。タフな答えが期待どおり返ってきた。(ワシントンでのことについては)自分にも責任があると認めている。もっと違うことができたはずだと彼も承知している」と、かなり深いところまで、じっくりグリフィンさんと語り合った様子。「直さなければならないところがあるのも、彼は知っているし、それを克服したいとも思っている。チャレンジに意欲をもっている」と、面接で好印象を持ったことを明らかにしていました。
いろんな記事を読んでみると、どうやら、HCジャクソンさんとグリフィンさんは、お互いを信頼し合える感触を持ったようなかんじ。いいじゃないですかー。これ、大切ですよね。ヘッドコーチとQBの信頼関係って。
ヒュー・ジャクソンさんは、クォーターバックコーチとして高く評価されている方で、人望も厚く、「RGⅢにはこういう人が必要なんだよ!」とたくさんの人がコメントしていました。新しい環境で再スタートを切るグリフィンさんにとって、ヒュー・ジャクソンさんは最適のヘッドコーチだと。
Developed Flacco.— NFL (@NFL) 25 March 2016
Transformed Dalton.
Hue Jackson's next project?
RGIII: https://t.co/XFNuRxSf7I pic.twitter.com/PjdCQKf9RE
ルーキーだったジョー・フラッコさんをコーチして、AFCチャンピオンシップまで導いたのもジャクソンさん。去年の、シンシナティ・ベンガルズQBアンディ・ダルトンさんの大活躍も、オフェンシブコーディネーターだったジャクソンさんの指導によるところが大きいそうです。
この人の力を借りて、グリフィンさんはカムバックすることができるんでしょうか?
去年はユニホームを着ることもなく、サイドラインで試合を見ているだけだったRGⅢ。
オレはもっと出来るはずだって、本人は当然思っているでしょうが、でも、自信を失くしているのも事実。だって試合から離れすぎてるよ・・・。もう一度、2012年のレベルでプレイすることができるのか?怪我の不安はないのか?って、本人を含め、みんなが疑問に思っているはず。
(※2015年シーズンの試合に出場させなかったのは、もし怪我をされたら、2016年の給料16.2億円(強)をレッドスキンズが保障しなければならないので、それを防ぐためという話もあります。ひどい話だな!じゃー、2015年のオプションを行使しなかったらよかったじゃねーか。若い選手の1年間をボウにふらせて、なんつーフランチャイズなんだ!とちょっとムカムカするんですけど)
・・・・って、この人の話は、いつもなんだかドラマが満ちあふれてるんだよね・・・。
レッドスキンズ時代のいろいろについては、また次の機会にまとめたいと思いますが、この、ブラウンズとの契約後には、「ブロンコスもRGⅢを検討していたが、性格に問題があると聞いて、見送った」というニュースも報道されています。
シーズン終了後、ブロック・オスワイラーさんのバックアップQBとしてRGⅢはどうかと考えたブロンコスGMジョン・エルウェイさんが、情報収集のため電話をしたところ、RGⅢの性格が問題になった――その電話の相手は、マイク・シャナハンさんじゃないかという話。
シャナハンさんは、エルウェイさんがスーパーボウル優勝した時のヘッドコーチで、恩師にあたるわけでしょうか。RGⅢがレッドスキンズに入団したときのヘッドコーチがシャナハンさんですが、二人はうまくいかず、グチャグチャしていました。それでシャナハンさんは結局レッドスキンズから解雇されるわけですが、その人から、いい話なんて聞けるわけないよね。
・・・とまあ、またいろいろありますが、とにかく、グリフィンさんは新天地で、いいヘッドコーチに恵まれて、再起をかけることになりました。
The famous Browns QB jersey...updated. pic.twitter.com/mhFfpzSeoo— NFL on ESPN (@ESPNNFL) 25 March 2016
でも、ブラウンズはドラフトでクォーターバックを指名すると見られているし、その人とRGⅢは先発を争うことになるんでしょう。「若いクォーターバックがチームに来たら、面倒見るよ。だって4年もリーグにいたら、オレ、ベテランだし」てなことを語っていたグリフィンさんですが、ああああ、なんか、また新しいドラマが始まりそう・・・・。
RGⅢに復活してほしいと思っているファンもたくさんいるでしょう。ワタシも、ファンというわけではないですが、そんな姿を見たいです。そして、クリーブランドの人たちも、勝てるチームを心待ちにしているでしょう。
クリーブランド・・・。どんなところか知らないけど、すごく寒いところなんだって・・・。iPhone で Siri に「悲しみ」って尋ねると、ブラウンズのスタジアムを指してくれるんだって・・・。ブラウンズファンの人、泣いてたよ、ラジオで・・・・ジョニーがチームの顔に泥を塗ったって・・・・・。