シアトル・シーホークスを10年間肩に担いできた力持ち、LBボビー・ワグナーがロサンゼルス・ラムズと契約成立したとのニュースが届きました。詳細はまだ明らかにされていませんが、5年約50億円、インセンティブを加えると65億円になるらしい。
ワグナーさんはカリフォルニア州オンタリオの出身で、ロサンゼルスからは車で40分という、いわば地元。家族や友人も喜んでいることでしょう。スーパーボウルで優勝したラムズの一員になることも晴れがましい。
シーホークスとは同地区なので、敵チームというわけですが、まあそんな些細なことはどうでもいい。フットボール・イズ・ファミリーと言うじゃないですか。
ボビー・ワグナーのニュールック。
「まずシアトルに感謝したい。このカリフォルニアっ子のNFLドリームを受け入れてくれた。良い形で終われなかったが、これだけははっきりしておきたい。シアトルへの愛はこれからも変わることはない。シアトルは僕のふるさとだ。愛してもらったことは忘れない。
新しい出発に胸を踊らせている。すべてが始まった場所に戻り、ラムズの一員となる。いろんな意味で楽しみだ」
ということです。張り切ってるしてるみたいですね。ボビー頑張って!期待してるよ!
「良い形で終わってない」とは、あれ、チームがワグナー本人への通告が遅すぎたことですね。
「なんか変だろ。オレは10年やったんだ。だけど彼らからは聞いてない。戻ってこないことは」
って、リリースの速報が出た3日後にワグナーさんがツイートしてたんです。はあぁ?!3日も経ってんのにィ?!GMシュナイダーさんもHCキャロルさんも公式声明出しときながら、ボビーとまだ話してないのぉ?
ちょっと怒っちゃう私も。
数日後の記者会見では、GMとHC二人揃って、「すんませんボクらの落ち度でした。めんご」って謝ってたので、まあいいけどぉー。いろいろ忙しかったのかもね。知らんけど。
さて、シーホークスのWRメトカーフくんは、二人の先輩の旅立ちが超ショックだったと語っています。
チームの担当者から「ウィルソンが移籍するかも」と聞いた1時間後にはそれが現実となり、「ラスがいなくなった。どうしよう」と思っているうちにワグナーもリリース。
「ボビーとボクは兄弟同然なんだ。いなくなるって聞いて、心が傷んだ。毎週火曜は一緒にトレーニングしてたんだ。彼はボクにいろんなことを教えてくれた。兄貴のような存在だった。本当のプロフェッショナルだ」
と言い、二人がいなくなった今、リーダーとなってチームを率いて行く覚悟をしているとのこと。そうか、DKも大人になる時が来たな。期待しようじゃないか!
なんか、元シーホークスCBリチャード・シャーマンさんによりますと、ワグナー獲得にはレイブンズが最後までプッシュしてきたようですが、結局SBチャンピオンに決まったとのこと。
ということで、シーホークスの一時代が終わりを告げ、時の移り変わりをひしひしと感じますね。時間は待ってくれません。NFLの来シーズンは、どのチームもかなり様変わりするみたい。ブルーとイエローのボビーかぁ。ひょええええ。応援したいなあ。ラムズだけどね・・・。