2017/06/05

アール・トーマスが帰ってくるぜ

昨シーズン、脛骨を骨折し12月でシーズンエンドとなったシアトル・シーホークスのアール・トーマスさん。引退をほのめかすツイートなどして、ファンをヤキモキさせていましたが、現在は気迫のこもった練習で今シーズンに備えているようですぞ、みなさん!

「今日の練習で一番印象に残ったのはアールだな。火曜の練習からドリルをこなしている。トップスピードだ。意気込みがすごい。自分がどれぐらいできるか見てるんだな。順調に回復している。キャンプには必ず間に合う」

とは、OTA1週目終了後のピート・キャロルコーチの言葉。

はぁー、安心したー。だってね、12月末、WRタイラー・ロケットさんが怪我した試合の直後に「必ず来年戻るぜ」と宣言はしていたものの、口先だけってこともあるし、どうなんだろうなぁと思っていました。

だけど、口だけではなかったアール・トーマス。

彼のリハビリをずっと指導してきたトレーナー、ジェレミー・ヒルさんによると、今までに見たことないほど激しいモチベーションで、リハビリに取り組んでいるとのことです。

高校時代からの知り合い、大学でのチームメイトだったヒルさん自身も、同じ怪我を経験しています。アール・トーマスさんがパンサーズ戦で怪我をした直後すぐに電話し、レントゲンの結果待ちの間に、何を予期すべきか、これからの心構えを説明していたそう。

その数分後に引退ツイートが飛び出して、「マジかよw今電話切ったばっかだぜ。コレ話したとこだろ」と、今では笑って語るヒルさん。

ヒルさんの拠点テキサス州オースチンで、アール・トーマスさんは3月4月とずっとリハビリに取り組んでいました。普段、日曜は休みにしてしているヒルさんをジムに呼び出して、毎日朝10時から午後4時までみっちり筋力、瞬発力、柔軟性などをトレーニング。

「顔をゆがませてヨロヨロになってたよ。ちょっと休めと言っても、『大丈夫だ、さあ次』って。そんなヤツさ」

「最初、NFLに入ったばかりのときは、自分がここでやれるんだって見せてやらなきゃならないだろ。だけど今回は違う。今度は自分自身に証明するんだ。彼は練習をビデオに撮ってる。それを見て、また練習を重ねるんだ。

引退って言葉が忍び寄るんじゃないかな。それが少し怖いのかも。そんなことを考える自分が信じられないんだ。それが彼を動かしている。自分自身と戦っている。以前の自分より良くなろうと。怪我の記憶を消そうと戦ってるんだよ」

「あいつ、今まで見たことないほどのヤル気だ。今までヤル気がなかったってことじゃない。これまでないレベルのモチベーションなんだ。どこまでいくのかすごく期待している」

とヒルさんは語っています。

おお、いいですね!アールが頑張っているなら、応援する方も気合が入るぜ!自分もジムに行こうかな!

ということで、アール・トーマスさんのリハビリ風景を少しご覧くださいませ。


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「チームメイトのことを考えてる。期待を裏切ったりしねーぞ」



SSカム・チャンセラーさんとCBリチャード・シャーマンさんと。


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ううう、アール頑張ってや。フィールドに立つ日を心待ちにしているですよ・・・。

2 件のコメント:

  1. 初めまして!いつも楽しく読ませていただいています。
    もう2ヶ月も前の記事にコメントを投稿することになってしまいますが、とても興味の惹かれる、感想を残さずにはいられない記事でした……。

    アメフトってどうしても怪我が付き物で、いくら筋肉をつけても、どれだけ細心の注意を払ってショルダーやパッドを着けていても、
    不運にも膝や足首のような関節や骨にヒットされたり乗られたりしてしまうと簡単に故障してしまいます。
    NFL選手ですら怪我を抱えつつプレーし、時にはアールのように戦線を離脱してリハビリに努めるような事態が起こってしまいます。
    私自身、膝の怪我で何ヵ月も蚊帳の外から指をくわえてアメフトを見ていたので、気持ちはイタいほどわかります。
    また、シーホークスの試合に、松葉杖をついてベンチに来ていたのを見ましたから、
    よほど悔しい思いをしていたのだろうと
    勝手に親のような気持ちで見守っていました。
    (むしろもうフットボールから手を引こうとしていて、最後に様子見に試合に来ていたのかも知れませんが…)

    何はともあれ、シーホークスの誇るLOBの要が戻ってきてくれてとても嬉しいです。
    アール以外のフリーセーフティなんて絶対受け入れられない気がします。笑
    こちらに紹介してくださった動画では、必死にリハビリしているようで、また、ジムに10時から16時までこもるなんて驚きですが、スーパースターがこんなに頑張っているのに寝ながら携帯いじってる場合じゃないなんて思いますね!
    また、同じディフェンスバック陣のチャンセラーやシャーマンが応援に来ていて、男の友情が眩しいです。笑

    シーホークスにはラッセルウィルソン選手やアールトーマス選手のような太陽のようにポジティブな、チームにいい影響をもたらしそうな選手がいて、
    元気をもらいながら応援しています。

    長々と書いてしまいましたが、この辺で失礼いたします。_(..)_
    英語に疎いもので、blogにまとめてくださること非常に感謝しています。
    また拝見させていただきます。お願いします。笑

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    1. こんにちは!
      寝ながら携帯wwwナイスですwwいや、ホント、アスリートの人たちを見てると、みんな自分を律してトレーニングに励んで偉いなあ・・と感心するばかりです。
      フットボールってどんなポジションにもそれぞれの役割があって、全員がやるべきことをしなければプレイが成立しない、というところも好きです。
      見ているだけでは分からない、このスポーツをした人にしか分からない良さというのもあるんでしょうね。

      もうお怪我は治ったのでしょうか?気をつけて・・と言ってもこればかりはどうしようもありませんが、事故のないようご活躍ください。

      LOBはトレーニングキャンプでも張り切っているようです!今年はすごく期待しています!いいシーズンになるといいですね。よろしくお願いします。

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