ということで、ドラフト6巡目で指名されたニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディさんと5巡目で指名されたシアトル・シーホークスのリチャード・シャーマンさんの、ドラフト思い出話を紹介します。
トム・ブレイディさんが6巡目、全体199位で指名され、現在はNFLを代表するクォーター・バックであるというのは有名な話。ドキュメンタリー番組にもなりました。足は遅い、どんくさい、体は細い(ウエイトトレーニングやってんのか、おい)という評価の中、ブレイディさんの指名は見送られ、下位に下位にと落ちていったドラフトの日。
ブレイディ父 「2巡目か3巡で指名されるだろうと思っていた」
(このお父さん、番組中に「25年間、49ナーズのシーズンチケットを持ってたんだ。サンフランシスコがトムをパスして他のQBを指名してムカついた」って言ってた。ww当たり前だよね)
トムさん 「(自分の部屋から)階段を下りていったら、4巡だった。そして、5巡目になって、みんなが指名されていった」
ブレイディ父 「6巡になったところで、トムは野球のバットを持って、『外に行ってくる』って」
ブレイディ父 「トムが戻ってきたときは、6巡目の22番指名だった。それで、また『外に行く』って。家の中は、緊張がはりつめていた」
トムさん 「父さんと母さんと、家の周りを歩ったんだ・・・・」
と、当時を思い出し、涙するトムさん・・・。 (1:20) ←必見
このビデオは2011年のものですから、トムさんはすでにスーパーボウルで勝ち、実力を皆に証明したあと。それなのに、まだ、こんなに悔しそう。「くっそーッ!」って、まだ根に持っているんですね。いまだに、これがすごいモチベーションになっているに違いありません。
・・・野球のバットwwww
Started as a young buck! #tbt pic.twitter.com/afF9x5B1WT— Richard Sherman (@RSherman_25) 21 April 2016
さて、小さな頃から生意気そうなwwリチャード・シャーマンさんは、NFL屈指の名コーナーバック。陽気で、トラッシュトーク大好きで、何をしても目立つこの人、シーホークスファンに大人気です。コンバインでは、シャーマンさんより足の速いCBが24人もいました。(シャーマンさんより遅かった人は8人)そして、自分の名前が呼ばれないドラフトの日・・・。
「他の選手の名前が呼ばれていくたびに、腹が立っていった」
「60~70人くらい親戚が集まってたんだ。テレビで、ひとり、ひとり、とドラフトされていく。1分が1時間にも感じられた。誰かが指名されるたびに、自信がなくなって、自分が小さくなっていくようだった。」
「2日目になると、自分を疑い始めるんだ。本当に指名されるのか?って」
「3日目には、60人が7人になった。雰囲気もしゅんとした。4巡が終る頃には、10年も年取ったみたいだった。テレビを見るのをやめて、目がうつろになった。本当に指名されるんだろうか。もしかしたら、これはオレの道じゃないのかも」
「電話が鳴った。ヘンな間違い電話じゃありませんように、って思ったよ。ドラフトの日なんだよ。チームからの電話だけを待ってるんだ。サイテーだよ、もし他のやつだったら」
ということで、無事、シーホークスに指名されたシャーマンさんですが、「5巡目。コーナーバックで25番目。全体154位」という数字は、今でもなお、頭に刻み込まれているそうです。
みんなに証明してやる。オレを疑ったヤツらを見返してやる。いつだって110%の力を出して、練習量では誰にも負けない。という、人一倍強い意志の力が、ブレイディさんやシャーマンさんや、他のたくさんの選手たちを動かしているのでしょうね。
ラッセル・ウィルソンさんも、「(オレを指名しなかった)他の31チームに後悔させてやる」って言ってたよ。
おお!いいぞ!!
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