全国のジョーダン・スピースファンの皆さん、こんにちは!
マスターズから1週間が経ちました。パー3の12番で、まさかの7打をたたいて、優勝を逃したジョーダン・スピースさんは、今頃どうしているんだろう、落ち込んではいないだろうか?なんて心配はしていませんか?
ラウンドが終ってすぐのインタビューもつらそうだった。優勝したウィレットさんに、前年の覇者であるスピースさんがグリーンジャケットを着せなければならない、セレモニーの間は隣に座らなければならないって、なんて酷なしうちでしょう。胸が締めつけられるようでしたね。「なんだよー、ウィレットのヤロー、棚からボタもちのくせに喜びすぎだよぅ、有頂天になってヘラヘラ笑ってるんじゃねえ!」と、ドついた方もいらっしゃるかと思いますが、まあまあ。ウィレットさんだって素晴らしい最終ラウンドだったんだから。
スピースさんのキャディ、マイケル・グレラーさんの手記もよかったですね。グッときて、じーん・・・としましたね。その一方で、スピースさんにも何か言ってほしい・・・とツイッターのアカウントを見てみれば、「オレ、スポーツ楽しんでるぜ」なんていうスポーツキャスターのリツイートがあるだけ。ジョーダン、キミはどこで何をしているんだぁ・・・と、不安な日々をすごしたことと思います。
しかし、ここでスピースさんのビデオが見つかりました!
マスターズのセレモニーの後らしい。記者会見という場所ではなくて、オーガスタのクラブハウスの前かな?べつに、わざわざインタビューを受けなくてもよかったんじゃないの?みたいなところ。記者の人がワサワサ集まってきたから、しゃべることにしたっていう状況みたいなんだけど・・・。
どーですか、これ?
悔やんでも悔やみきれないマスターズを終えて、まだ1時間くらいしか経ってないだろうに、この、クールに状況を突き放して語るジョーダン・スピースさん。
ひっどい負け方をしたら、その黒い泥沼みたいな水溜りでいつまでものたうちまわる人も人もいるのに、この人は1時間くらいでサッとその水溜りの傍に立って、どんな水溜りだったのかなーって見てるかんじ。
水溜りにいつまでも浸ってたのがキャム・ニュートンさんかな。スーパーボウルのあとの記者会見なんか。いや、キャムさんはあれがキャムさんなんだから、別にいいと思うんだけど。でも、自分の負けに酔ってるキャムさんとは、対極にいるよね、この人。スッと自分を第三者の目で見てるもの。
「ボギー、ボギー、クワッドだよ、ははは」って笑ってる!くやしいという表情ながらも、笑えるんだよ、すでに。そして、「どのくらい残念だった?」というアホくさい質問にも嫌な顔をせずに「どのくらい残念だったってキミは思うの?」って笑って返してる。そして、矢継ぎ早の質問を丁寧に聞いて、プレイのひとつひとつをくわしく説明しています。自分でプレイを思い出して、分析しているかのように。
試合後のセレモニーでは「笑うべきだったからニコニコしてた」ってwww正直だなwwwそして、12番で大きな穴を掘った後に、「ボクたち、なんか自滅してるみたいだな」ってキャディのグレラーさんに言ったって。
自分たちが世界一のゴルフをするんだという自信は揺らぎないものながら、「(今回の負けは)きついよ。(乗り越えるのに)時間がかかると思う」と語っています。
ジョーダン、ぜんっぜん平気じゃん!キツいとかツラいとか言いながら、へし折れてないもの。それよっか、もう2度とこんなことはしねーぜ!という気持ちが伝わってきます。
こういうタフさが強さの秘密なのかもね~。自分を突き放して見る。必要以上に落ち込まない。ま、勝った負けたのいっても、たかがスポーツなんだからってことを忘れない。
キツかった試合の後、さっさと帰りたいだろうに、立ち止まって記者の質問にちゃんと答えてくれるっていうところもすごいし、いや、このジョーダン・スピースさんにはいろいろ敬服するところがありますね。ジョーダン、好きだよ!
ということで、USオープンも楽しみに、応援しましょうね、皆さん!
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