「今シーズン中にプレイできると思うよ」なんて、うれしい言葉も飛び出しました。
ほ、ほんと?!テディ、まじっすか?(涙)
ミネソタ・バイキングスのクォーターバック、ブリッジウォーターさんが怪我をしたのは2016年8月30日。去年のシーズン開幕直前です。練習中、ドロップバックした際に膝を脱臼。救急車で病院に運ばれました。膝前十字靭帯断裂に加え、周辺の靭帯も損傷するという大怪我でした。
もう復帰は無理なんじゃないか――そう囁かれていました。2016年は手術後、回復とリハビリに専念。今シーズンも多分試合に出場することはないだろう。バイキングスは彼の5年目オプションを行使せず、2018年はフリーエージェントになることが決定。
そんなふうに言われていたテディが帰って来たぞ!
フィールドの端っこでトレーナーとリハビリメニューをこなしている姿は、これまでも報道されていましたが、今週からはチームと一緒の普通練習です。良かったね!この日をどんなにか待っていたことでしょう。テディも、チームメイトも、コーチも、ファンのみなさんも。
ウェルカムバック、ナンバー5!
後でテディーさんは言っていましたよ。トンネルをくぐって、みんなの待つ練習場に出たことが、何か自分の胸に響くようであったと。そうでしょうよ、ねぇ。What a great sight 🐻 #TeddyTime pic.twitter.com/QY0MlXR7ij— Josh Mensch (@JoshMenschNFL) October 18, 2017
そしてみんなの先頭でウォームアップだ!
ヘッドコーチのジマーさんは、焦らずカムバックを見守るつもりです。ブリッジウォーターさんがどのくらい動けるかをまずは見極めたいと言っていました。ポケットの中で自分を守れるか、ディフェンスをかわすことができるのか。それを少しずつ見ていきたいと。Teddy Bridgewater ever the leader at front during Vikings warmup pic.twitter.com/XtMeGRwlME— Chris Tomasson (@christomasson) October 18, 2017
しばらくはまだPUP (Physically Unable to Perform) リストですが、これから3週間の間、チームは彼の様子を見ながら、ロースター入りさせるか、もしくはIR (Injured Reserve) かを決定するとのこと。
久しぶりに、というか14ヶ月ぶりで一緒に練習したWRステフォン・ディグズさんによると、「ブリッジウォーターはモンタナみたいだったぜ」ということですよ。
「彼が怪我をしたときは、悲しかった。前の年はプロボウルにも選ばれていたし、大きな期待をしていたんだ。もっと上達できる、成長の年にしようと彼だって思ってたはずさ」
ほんとにそう。彼がブレークする年になるんじゃないかと言われてた矢先の事故でした。
選手として終わりじゃないのか。そんなふうに自問自答することだってあったでしょう。不安で心がくじけそうになることだってあったでしょう。でも、テディ・ブリッジウォーターさんは、こんなふうに答えていました。
「毎日に感謝することを学んだよ。毎朝起きて、地に足をつけて、ありがたいことだと思った。僕は歩ける。自分で立つことができるんだ。誰かの助けが、補助が必要な時もあった。小さなこと、一日一日に感謝することを学んだ。どんなささいなことでもね」
「これは自分の問題じゃない。ずっと自分にそういい続けてきた。この状況から得た最も大切なことは、僕が誰かの励みになれればいいなってことなんだ。お前はもうダメだ、もうできないだろうって言われた人が、僕を見て「おい、あいつもダメだって言われてたよな」って。
僕はまだ試合にも出ていなし、練習に戻ったばかりだけど、希望を失った時もあったんだ。僕の話が誰かのモチベーションになればいい。故郷の友達や子どもらに会った時には、いつもこう言うんだ。自分を疑ったり、ダメだと言う人はどこにでもいる。だけど僕を見てみろよ。
この14ヶ月は、僕のことじゃない。家にいる時間があって、近所の子どもたちと話すことができたんだ。ずっと言い続けてたんだよ、将来は明るいぞ、忘れるなって。それが一番大きなことだった。この故障から得たことの中で」
お医者さんにフットボールはもう出来ないと言われませんでしたか?という質問には
「まあね。あの時の脚の感触をすごく懸念していたんだ。クレイジーな日だったよ。起こってしまったことだし、これが自分をより良い人間にしてくれた。ハッピーだよ。今日ここで立っていられるなんて」
こんなテディ、まだ24歳ですよ。カーソン・ウェンツくんと同い年(1992年生まれ)。まだまだできるぞ!
「すごく鍛えたからね。上半身はちょっとすごいよ。投げるボールに威力が増した」
と意気あがるところも見せていました。
チームメートの支えもあって頑張れました。この人のことだけは語っておきたいと名前が出たのは、CBテレンス・ニューマンさん。リハビリ中、元気のない時には傍に来て「笑顔はどこいった?笑顔が見えないなあ」と応援してくれました。いつも自分の良いところを引き出してくれる。チームの誰にでも、そんなふうにしてくれる。だからキャプテンなのさ。そんなふうに言っていました。
(ニューマンさんって調べてみたら、現在39歳。15年目の超ベテランコーナーバックです。ちょ、すごくないですか。39歳のCBって)
みんなが応援してるぞ、テディ。
今年ぜひ、とは言いません。でも、近い将来、彼がフィールドに立つ姿を見れると信じていますよ。バイキングスじゃなくても文句は言わんよ。だけど、ジマーさんも手放したくないんじゃないかなぁ・・・。(でもNFLは冷たいビジネスよ。ふっ・・・)
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