クラウニーって確かホールドアウトしてた人。かなりいい選手らしい、としか知りませんでしたが、調べてみれば、2014年ドラフトの全体1位指名ではないですか。全体1位!そんな人が今までシーホークスにいたでしょうか。見過ごされて来た選手=アンダードッグの集まりという印象の強いシーホークスに、王道をのしのし歩いてきた人が加わるなんて。
過去3年のプロボウルにも選ばれているクラウニーさんは、昨シーズンでルーキー契約が満期となり、長期契約延長を望んでいました。しかし交渉が難航し(というかテキサンズが渋って?)トレーニングキャンプには不参加のまま。
このトレードで、シーホークスはドラフト3巡指名権、LBジェイコブ・マーティン、LBバークビアス・ミンゴを放出。ラインバッカー陣充実のシーホークスでは、両選手ともリリースされておかしくない状況でした。こんな条件で有力選手を獲得できるなんて本当ですか。テキサンズなぜ同意したの笑。
Seahawks/Texans trade is being finalized.— Bleacher Report (@BleacherReport) August 31, 2019
Seattle receives:
◾️ Jadeveon Clowney
Houston receives
◾️ Third-round pick
◾️ LB Jacob Martin
◾️ Pass-rusher Barkevious Mingo
(via @RapSheet) pic.twitter.com/qbhpcW1ZBH
今年は約35.8億円(リーグ3位)、来年78.5億円(リーグ2位)のサラリーキャップがあるテキサンズは、ジャデベオン・クラウニーさんと長期契約を結ぶこともできたはずですが、フランチャイズタグを選択。それもディフェンシブエンドではなくラインバッカーとしてのタグなので、約1.7億円ほど年俸が安くなるという寸法。これ、ちょっとムカついちゃうんじゃないすか、選手としては。
クラウニーさんはフランチャイズタグにサインしないまま、不満を表明して練習を欠席。チームと契約を交わしていないため、欠席による罰金も発生しません。しかしシーズン開幕も近づき、プレシーズン3試合後にはチームに合流予定という報道もされていたのです。
ところが8月末、チームがトレードを検討しているという噂が出ると、クラウニーさんはチームへの合流を拒否。進展が見られないため自分のエージェントを解雇し、トレード先のひとつと見られているマイアミ・ドルフィンズを訪問しました。
本人はフィラディルフィア・イーグルスかシーホークスを希望しているという噂も聞いてはいましたが、まさか本当にやって来るとは思わなかったです。この時は。
もし彼がテキサンズと契約を交わしていれば、チームは何処へでもトレードできたわけです。しかしサインはまだ。契約していない選手をトレードすることは違法なので、テキサンズは何もできない。クラウニーさん本人が、行き先について主導権を握る状態になったわけです。
ドルフィンズには行きたくないので、フランチャイズタグにはサインしません。オレをトレードしたいならイーグルスがシーホークスを連れて来て。
選手とチームとの関係も、これまでに結構悪くなっていたのではないでしょうか。もう別れたほうがお互いのためみたいな感じ?よく知らんけど。そこで、シーホークスGMシュナイダーさんが、ここぞとばかりにガッツポーズで登場したというわけです。
後日、クラウニーさんの年俸は7億円を契約時ボーナスとしてテキサンズが、8億円をシーホークスが支払うと報道されました。また、シーホークスが来シーズンにフランチャイズタグを貼らないことも約束されています。
シーホークス的には大変に美味しいトレードとなりました。テキサンズのフロントは歯ぎしり状態かもしれないですけどね。
来年フリーエージェントとして大型契約を視野に入れているはずのクラウニーさんにとっては、勝負の年ですから活躍してくれるに違いありません。これでディフェンス陣がかなりレベルアップした感あり!!!
ということで、来週はいよいよ第1週ですよ。うわー。スーパーボウル目指して、レッツゴーーーーーー!!!
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