2015/04/12

NFL 凶器としてのヘルメット

脳震盪(concussion)は怖いよ!

手足の骨が一本や二本折れるのはしょうがないけど、脳震盪だけはいや! だから子どもにはフットボールやホッケーはさせん!と思っている親御さんも多いはず。

 フットボールのヘルメットについての短いビデオを見ました。 

フットボールって、アメリカのルーズベルト大統領が大好きだったんだって! 当時は1年に18人も死んでたんだって!フットボールで頭の骨が割れて!(ドヒャー!) 

そいでルーズベルトさんが、「おいおい、もっと安全なスポーツにしないと、ボクが楽しめなくなっちゃうよゥ」ってことで、まずはマウスガードなしのヘルメットが考え出されたんだって。 

そして1950年代。オットー・グラハム選手の顔に深い切り傷があったことから、監督さんが顔を守るプラスチックのガード付きヘルメットを採用。 そして、それはたちまちに広がって、みんなが使うようになりました。

 ところが!ところが、この安全を守るために考えられたガード付きヘルメットが、フットボールをもっと危険なものにしてしまったのです!

 ガードが付いてないときは、相手の鼻やあごにぶつからないように、肩からタックルしていたのが、今度は、頭からガンガンあたるようになっちゃった!ヘルメットを武器として使うみたいに。

 ヘルメットって、脳震盪を守るためじゃなくって、頭の骨が割れないようにって作られたものなんですよ!もともと!(へぇー!)

骨は割れないかもしれないけど、強く頭を打ったら、脳みそは頭蓋骨の中でものすごい衝撃を受けるんです・・・・。

 脳震盪って、90年代から問題視されるようになったけど、実は50年代から始まっているんだ・・・・というビデオです。

 ああああ怖い。 フットボールの選手たち、こんなリスクがあるのにプレイしてくれて、ファンとしてはありがたいとしか言いようがない。

でもさ、なんで男の子たちって、こんなぶつかり合ったり、ころがしたり、相手も自分もぐっちゃぐっちゃに痛くなるようなことが好きなの?DNAにそういうのが入ってるのか。

 そのおかげでみんながフットボールを楽しめるわけなんだけども。


 

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