Carli Lloyd has scored or assisted on all 7 of #USA's knockout stage goals. #USAvJPN pic.twitter.com/raXboezizD
— FOX Sports Live (@FOXSportsLive) July 5, 2015
女子ワールドカップサッカーは、アメリカの圧勝。ま、まさかの試合・・・。ほんとにスポーツって何が起こるかわからないです・・・。アメリカの選手はでかいし早いし、日本の選手なんかぶっ飛ばされそうだけど、でもなでしこだってオランダやイングランドの大きい選手とも戦って決勝まで来てるし、ここまで全部一点差の勝利って、なんか運もついてるようだし、なでしこジャパン、またやってくれるかもね・・・と思いながらテレビの前に座ったワタシでしたが、なにをオマエ、甘い考えしとるんじゃーッ!!と頭をバシッと張られました。
アメリカの気迫。
絶対勝ってやる!1999年以来の優勝トロフィーを絶対持って帰るぞ!!これ、ぜったい渡さない!!!というアメリカチームの気持ちが、なでしこジャパンよりも何倍も強かったのではないでしょうか。
この試合でハットトリックを決めたカーリー・ロイドさん。今までワンバックさんやモーガンちゃんやソロさんやラピーノさんの影に隠れていましたが、これで一躍有名になったでしょう!決勝戦だけではなく、今回のワールドカップでは、ノックアウトステージでの得点7点にすべてにからむ大活躍。
スポーツ選手なら(っていうか、人なら)誰でもそうだと思いますが、ロイドさんも単に平坦な道を歩いてきたのではありません。
才能はあったものの、練習に没頭できず、自分はチームに合わないと悩み、U-21の頃はサッカーをやめてしまおうと思ったこともあるそうです。
そんなときにパーソナルコーチになってもらったのがガラニスさんという人。無償でコーチをしてもらう代わりに、ロイドさんが世界的な選手になったあかつきには、彼の貢献を公表するという約束で。
.@CarliLloyd and I have been working relentlessly for 12 years to become the most dominant player in the world & it's happened. @academynews
— Coach James Galanis (@coachgalanis) July 5, 2015
ロイド選手と私は、彼女が世界で最も圧倒的なプレイヤーになることを目指して、12年間厳しい練習に励んできた。それが今、かなった。
2 my Mentor,my friend n my trainer. U have believed n envisioned all of this. I have executed the plan. @coachgalanis http://t.co/CxylvCGEuW
— Carli Lloyd (@CarliLloyd) July 7, 2015
わたしのメンター、友達、そしてトレイナー。あなたがわたしを信じてくれた。このとおりになると。計画どおりにやったわよ。12年間、サッカーがうまくなりたいという志で、自分の全部を注ぎ込んできた選手。選手の才能をぜったい花開かせたいという一心で、メンタルもフィジカルも強靭になるよう指導してきたコーチ。
2011年のワールドカップ決勝では、ロイドさんは、最後のPK戦で枠外に蹴るシュートミス。翌年のオリンピック前には、チームの構想に合わないという事で、当時のコーチに先発落ちを宣告されました。「信じられなかった。もう選手として終わりだと思ったわ」とロイドさん。地元に帰って、ガラニスさんと会ったときには、涙が止まりませんでした。しかし万全の準備をしてオリンピックへ。最初のフランス戦で、故障したシャノン・ボックスに代わってプレーし、決勝点を決めます。そのあと5試合に続けて出場し、日本との決勝では2得点。
ホープ・ソロ選手に「彼女のオフって、わたしたちのトレーニングキャンプみたいなもんなのよ」と言われるほど、誰よりも練習するロイドさんは、メンタルトレーニングを重視しています。黙想し、試合前10分は走って心を空っぽにし、どんな試合になるかビジョンを描きます。
2ヶ月前、一人でトレーニングしていた時に、ロイドさんはワールドカップの決勝で4ゴール決める自分を想い描いたそうです。「おかしいわよね。でもね、技術と体力があったって、精神状態がよくないと、大きな、いいプレーはできないのよ。わたしは、いつもビジョンを描くようにしていた。そして一試合ずつ自信をつけていったの。何かをするんだっていう使命があったの。」
試合に集中するため、家族や友達は試合会場に来ないでほしいと頼んであるというロイドさん。フィアンセのブライアンさんも、その約束を守り、一度は計画したバンクーバー入りを断念したそうです。「もし試合に来たら、結婚できなくなると思ったんじゃない?」とロイドさんは笑っています。
ハットトリックおめでとう!
そして、アメリカといわず日本といわず、世界中の女の子がサッカーしたい!!と思うようなすごいプレーをまだまだたくさん見せてほしいです。
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