The Tom Coughlin era is over in New York. pic.twitter.com/lnEX24w7lo
— NFL on ESPN (@ESPNNFL) January 4, 2016
NYジャイアンツのヘッドコーチを12シーズン務めたトム・コフリンさんが、辞任を発表しました。ジャイアンツをスーパーボールで2回勝たせたコフリンさん。けれど、最近ではプレイオフを4年続けてのがし、負け越しとなったシーズンが3年続きました。自分にとっても、チームにとっても、そうする時だと判断したんでしょう。
噂はちらほらあったけど~う~ん、残念・・・。
コフリンさん、69歳という年齢ながら、いつもサイドラインで怒ったり怒鳴ったり、熱いところを見せていて、その「フットボールそんなに好きなんだな!このジジイ!」って感じがすごくよかったんです。
パンサーズ戦でオデル・ベッカムJrさんが荒れたときには、「何で彼をちょっとベンチで休ませないんだよ?」とも思いましたが、プレイオフがかかった大試合、力が上の相手に何かやってくれるのはベッカムしかいない・・・というコーチの心情も、よーくわかります。
そしてオデルさんへの非難ごうごうとなった試合後、「オデルの行動は批判されるべきだけど、オレは性格とか、人格とか、人としてのオデルを前面的に擁護するよ」と語った姿勢もカッコよかった。
ジャイアンツのコーチを始めたときは、コフリンさんがすごく厳しくて――練習でもなんでも5分前に集合していないと遅刻とみなされとか――選手との摩擦もあったようですが、選手をフットボールのプレイヤーとしてだけでなく、人間として育ててくれたと、みんなが感謝の言葉を twitter などで伝えまくっています。
(イーグルスのチップ・ケリーさんの解任とは大違い・・・)
オデルさんは「コフリンコーチ、大好きだよ。これからも、ずっとボクのコーチだ」と言っているし、QBのイーライさんもさびしそう・・・。
でも一番じーんとしたメッセージはこれ。
「今、こうしてコフリンコーチとの思い出をふりかえってみると、コーチの部屋で、フットボールのことやゲームプランなんかを語り合ったことが浮かんでくる。あれは、オレがキャプテンに指名されたときだったかな、コーチより先に練習場に来てやろうって思ったんだ。けど、6時に行っても、5時半にいっても、コーチはもう先に来てた。だったら5時だ、これなら負けないだろうって行ってみたら、それでもコーチの方が早かった。コーチの車のボンネットを触ってみたら、冷たかったのを覚えてる。コーチが練習場のオフィスで寝ることもあったんだって、あとから知ったよ。コーチより頑張る人は見たことないし、コーチくらいオレたちに要求を出してくる人もいない。そこが大好きだよ。この写真を選んだのには、理由がある。コーチの、チームへ貢献、フットボールへの情熱は、皆の知るところだ。だけど、オレが男になるように手伝ってくれたこと、オレたちがいい夫、父親、人間になるように、鍛え上げてくれたことは、ずっと覚えておく。コーチのやり方に感謝してる。引退するのかもしれないけど、これがサヨナラじゃないよね。そんなコーチじゃないもんね」
って、ジャイアンツでプレイして、今はレイダース所属のジャスティン・タックさん。
コフリンさん、ジャイアンツは退任したものの、まだアクティブってことだから、すぐにまたどっかのチームのコーチに就任するかもしれません。
そうなったらいいな!またコフリンさんの熱いところがみたい。
フィラデルフィアか、サンフランシスコか、マイアミもあいてるし、クリーブランドも。(インディアナポリスはパガーノさんの続投が決まって、へ~マジですか・・・とちょっと驚きました)
<UPDATE>
各チームとも、来シーズンのヘッドコーチは契約済みなので、2016年中にコフリンさんの復帰はなさそうです。残念。
コフリンさんの辞任記者会見のとき、QBイーライ・マニングさんが泣きそうになってたので、ビデオ貼っときます。イーライ・・・。うるうるしてる・・・。(0:41 くらいのところから)
「(イーライは)優秀で、競争心があって、本当にいい選手なんだよ。わたしが辞めることを(イーライは)自分のせいだと思ってるようだけど、そうじゃない。(略)イーライ、2日後にはトレーニングに戻るんだ。毎年やってるようにな。頑張れ」
やめてくコーチにこんなこと言われたら、誰だって泣くよ・・・。
しかしよ、ジャイアンツよ、コフリンさん辞めさせて、他のコーチはみんな続投決定って、コフリンさん一人に責任押し付けて終わりかよ・・・。
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