NFLファンの皆さん、オフシーズンをどのように過ごされていますか?
試合がなくて悲しいワタシは、YouTube で昔の試合なんかを繰り返し見まくって、心の隙間を埋めております。(もーいーかげんにしろや・・・と自分でツッコミ入れながら)
と、そんな折、スーパーボウル50でのボン・ミラーさんのプレイを解説するビデオを見て、「おおおおお!そうだったのか!勝敗を決めたのは、ほんのわずかの運というか、そういうものがあったんだな!」と、びっくりしたので、それを紹介します。
そのプレイとは、これ。4thクォーターで、キャム・ニュートンさんがまさに投げようとしていたボールをミラーさんが叩き落とし、ブロンコスがリカバリーしたプレイです。
テレビの画面では、片方のサイドからしか映ってないし、「あーキャムさん、ちょっと引いたね。43番が飛びついて取った」としか分からないんですが、
このNFLターニングポイントというビデオを見るとですね、(貼り付けできないのでYouTube で見てください)
1.実はこの時、キャムさんが投げようとした時、パンサーズのワイドレシーバーがオープンになってたんです。50ヤードあたりでキャッチできるという絶好のチャンス!(4:18)このプレイが決まっていたら、もしかして、試合の結果は違うものになっていたかも・・・。もし、ミラーさんが0.1秒遅かったら・・・。
2.べつのアングルから見ると、みんなが重なり合っている間から、ミラーさんがボールをかき出してゴールの方へ押しやったところが映っています。(5:01)これが、実は イリーガル・バット illegal bat という反則なんですね。「選手は、自分たちのゴール方向に、手でボールを突いたり叩いたりしてはいけない」という。でも、プレイが速過ぎて、審判も見てなかったし、誰も気がつかなかった。もし、この反則が取られてたら、パンサーズのボールで、35ヤードから1st and 10 のプレイになっていたはず・・・。
3.そして、最後にボールを捕まえたTJ・ワードさんですが、この人はファンブルの時点で10ヤードくらい先にいました。(5:36)ボールにみんなが群がった時、まだブロンコスのボールになっていないというのに、「ワーイ!」って両手を上げて喜んで走ってきて、そしたらボールが外に飛び出し、それを捕まえるのに、ちょうどよい場所にいた、という事実。
いや、もう勝負って、本当に紙一重なんだね・・・。
後日、ミラーさんがいうことには、「いや、オレ、押さえられてたから、ボールがすぐに捕れなかったんだよ。キャムが飛び込んでいくのかなって思ったけど、そうしなかった。ボールの上に自分の体を乗せられなかったんで、誰かが捕ってくれればいいなって・・・」ということです。
覚えている人もいるでしょう。このイリーガルバットっていう反則、今シーズンのデトロイト・ライオンズ対シアトル・シーホークスの試合でもありました。
キャム・チャンセラーさんがカルビン・ジョンソンさんのボールを叩き落して、エンドゾーンに転がったボールを、シーホークスのKJ・ライトさんが拳で外に出したプレイ。これは、審判がちゃんと見てたにもかかわらず、反則をとられることなくシーホークスが勝ちました。試合が終ったあとに、「実は反則」ってわかったんですが、KJ・ライトさんも、ピート・キャロルコーチも「そんなルール知らなかった」って言ってたし、デトロイトの人たちも抗議しなかったし、ほとんどの人が(審判含め)知らないような、マイナーなルールだったんです。
・・・ミラーさんの大学時代の話も書きたいけど、それはまた次の機会に。
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