2020/01/19

【ディビジョナルラウンド】今シーズンの健闘を讃えよう🌟 シーホークス@パッカーズ戦

シアトル・シーホークスの2019年シーズンが終わりました。ディビジョナル戦でグリーンベイ・パッカーズに23対28で惜敗。ううううう・・・残念。

オープニングドライブでタッチダウンを決められ、オフェンスがもたもたしているうちにさらに追加点を許しました。あっという間に3ポゼッション差。後を追う展開は今シーズン何度も経験済みですが、パッカーズ相手に、前半終わって3対21というのはさすがにマズい。


  • Total Yards

    • SEA375
    • 344GB
  • Turnovers

    • SEA0
    • 0GB
  • Possession

    SEAGB
    29:2930:31
  • 1st Downs

    • SEA23
    • 22GB


シーホークスは、あくまでもランでオフェンスを組み立てたかったんだと思います。3回連続RBリンチを走らせて、結局パントという場面では、正直驚きました。気持ちはわかる。しかしQBウィルソンに投げさせないでどうするねん。

しかし後半に入ると、シーホークスは早速タッチダウンで反撃開始。QBウィルソンが投げ、走り、ゴール前1ヤードまで攻め、最後はRBリンチがゴールラインへ飛び込みました。

すかさずパッカーズもタッチダウンを返しますが、後がないシーホークスはQBウィルソンが本領を発揮。パスで攻め、スクランブルで走る。逆境でますます張り切る我がQBがオフェンスを引っ張って、後半で3回連続タッチダウンに成功。第4クォーター中盤で、5点差に詰めました。

このウィルソンは圧巻。勝つことを信じて疑わない集中力。最後の最後までプレイを諦めず、ファーストダウンを取りに行く姿。胸がつまります。

てか、もう、すごいんよ〜。見てる方はドキドキなんですが、ヘルメットの中の彼の目はまっすぐで冷静沈着。それを見ると、はぁ〜この人がQBでよかった・・・としみじみ思うんです。この人がシーホークスにいてくれて、本当にうれしいぞ。

次のパッカーズの攻撃を抑えれば、またボールが回ってくる。シアトル陣40ヤード地点で迎えた3rd and 9。断固として守りたい、このサードダウンで、LBシャキール・グリフィンのプロ入り初サックが炸裂!


待ち望んでいたこの瞬間。昨年はスペシャルチームでの起用ばかりだったLBグリフィンですが、2年目の今シーズンは後半からパスラッシュの出番がぼちぼちと増えました。この試合ではディフェンスのスナップ64回中5回に出場。そのうちの1回がこのサックに。

CBシャキール・グリフィンとの双子ブリッツって、このコール、最高すぎやませんか?この試合の、というか今シーズンのハイライト場面のひとつです。

というわけで、QBウィルソンにボールが回って来たシーホークス。お膳立ては整いました。しかしWRターナーが落球してファーストダウンに失敗すると、サードダウンでサックされ4th and 11に。自陣36ヤード地点からパントを選択し、もう一度ディフェンスに勝負を託します。残り時間は2分41秒。2ミニッツウォーニングも、タイムアウトもあり。

しかし、ボールがシーホークスに戻ってくることはありませんでした。サード&ロングを2回更新され試合終了。

大いに盛り上がった今シーズン、これが最後の試合となりました。

今となっては感謝しかありません。毎週ハラハラする試合で、どんなに心が踊ったか。故障者もたくさん出たし、怪我をおして出場していた選手もたくさんいました。抜群に能力のある選手が集まったチームじゃないけど、みんなで力を合わせて、ベストの戦いをしたと思います。

若い選手も、今シーズンでずっと力がついたはず。来年は、今年以上の活躍を期待しよう!


RBリンチのカムバックをもう少し見たかったですけどね。メディア嫌いで有名な彼ですが、サイドラインではチームメイトを盛り上げてくれるシーンがいくつもありました。

ルーキーのRBホーマーくんに「キミの走りがオレをやる気にさせてくれんだよ・・・」なんて言ってるかと思えば、今度はこんなシーンも。


「オレとターボ(RBタービン)を一緒に座らせちゃダメなんだよ。年取り過ぎてんだから」
「キミが真ん中に座って、年を割ってくれなくちゃ」
「どう?いい気分だろ?」
「なんか老人ホームにいる気分なんだよね」
「そんでキミが、オレたち期待の若者ってワケだな、うん」
「老人ホームを訪問して、オレたちが元気にしてるか見てくれるんだ」

一度引退したリンチは、後輩を思う気持ちも人一倍だったような気がします。試合後会見では、若い選手に「自分のお金をきちんとマネジメントすること、身体と精神を大切にすること」を強調していました。

また、ウィルソンとは試合中にこんなやり取りを。


「こんなこと、前にもあっただろ?」
「この前オレ達が一緒の時は、なんとかやったよな?」

マーション・リンチはシーホークスの宝物💙💚💙💚💙

試合後、リンチは自分のジャージを持ってパッカーズのロッカーを訪問し、QBロジャースとユニホームを交換したと報道されました。二人はカリフォルニア大学時代のチームメイトです。

「お前のクソジャージをよこせ」と笑いながらリンチが語りかけると、ロジャーズも「おい、お前のクソジャージこそこっちによこせ」と返答。この試合を振り返って、「ふう、オレは年取ったよ。お前はなんでまだ出来るんだ?どうやって?なんかズルしてるんだろ、え?」とロジャースに軽口を叩いたとのこと。

シーホークスに復帰し出場した試合は3試合だけですが、ファンにとって、このカムバックも忘れられない思い出です。本当にいろんなことがあって、いいプレイもたくさん見れて幸せでした。すでに来年がむっちゃ楽しみです。シーホークスファンのみなさん、来年も一生懸命応援しましょうーーー!!!


4 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。ラスがなんとかしてくれると思ったのですが残念です。仰る通り最初から戦略ラスで行けばねえ。おかげさまでリンチのジャージ交換の意味がわかりました。ありがとうございます。また来年ですね!!

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    1. また来年!いい言葉じゃないですか。どのチームもまた来年頑張ろうー!

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  2. シーズンが終わってしまいましたが、今年はやり切った感みたいなものがあります
    不安要素山積のまま入ったシーズン、致命的な怪我人が続出した終盤
    よくぞここまで、、、負けて悔いなしが率直な感想です

    オフに出て行く選手も多いですが、久方ぶりの潤沢なCAPスペースがあります
    ホンマに来シーズンが楽しみです

    2019シーホークス おつかれさま
    そして、Hanaさんもおつかれさま

    楽しませていただき、ありがとうございました
    来シーズンもどうぞよろしくお願いします

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    1. こんにちは。コメントありがとうございます。今シーズンは怠けてあんまり書かなかったことを反省しています。オフシーズンも引き続き面白ニュースなどを紹介したいです。これからもよろしくお願いします。

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