オープニングドライブでタッチダウンを決められ、オフェンスがもたもたしているうちにさらに追加点を許しました。あっという間に3ポゼッション差。後を追う展開は今シーズン何度も経験済みですが、パッカーズ相手に、前半終わって3対21というのはさすがにマズい。
シーホークスは、あくまでもランでオフェンスを組み立てたかったんだと思います。3回連続RBリンチを走らせて、結局パントという場面では、正直驚きました。気持ちはわかる。しかしQBウィルソンに投げさせないでどうするねん。
しかし後半に入ると、シーホークスは早速タッチダウンで反撃開始。QBウィルソンが投げ、走り、ゴール前1ヤードまで攻め、最後はRBリンチがゴールラインへ飛び込みました。
すかさずパッカーズもタッチダウンを返しますが、後がないシーホークスはQBウィルソンが本領を発揮。パスで攻め、スクランブルで走る。逆境でますます張り切る我がQBがオフェンスを引っ張って、後半で3回連続タッチダウンに成功。第4クォーター中盤で、5点差に詰めました。
このウィルソンは圧巻。勝つことを信じて疑わない集中力。最後の最後までプレイを諦めず、ファーストダウンを取りに行く姿。胸がつまります。
てか、もう、すごいんよ〜。見てる方はドキドキなんですが、ヘルメットの中の彼の目はまっすぐで冷静沈着。それを見ると、はぁ〜この人がQBでよかった・・・としみじみ思うんです。この人がシーホークスにいてくれて、本当にうれしいぞ。
次のパッカーズの攻撃を抑えれば、またボールが回ってくる。シアトル陣40ヤード地点で迎えた3rd and 9。断固として守りたい、このサードダウンで、LBシャキール・グリフィンのプロ入り初サックが炸裂!
— Seattle Seahawks (@Seahawks) January 13, 2020
待ち望んでいたこの瞬間。昨年はスペシャルチームでの起用ばかりだったLBグリフィンですが、2年目の今シーズンは後半からパスラッシュの出番がぼちぼちと増えました。この試合ではディフェンスのスナップ64回中5回に出場。そのうちの1回がこのサックに。
CBシャキール・グリフィンとの双子ブリッツって、このコール、最高すぎやませんか?この試合の、というか今シーズンのハイライト場面のひとつです。
というわけで、QBウィルソンにボールが回って来たシーホークス。お膳立ては整いました。しかしWRターナーが落球してファーストダウンに失敗すると、サードダウンでサックされ4th and 11に。自陣36ヤード地点からパントを選択し、もう一度ディフェンスに勝負を託します。残り時間は2分41秒。2ミニッツウォーニングも、タイムアウトもあり。
しかし、ボールがシーホークスに戻ってくることはありませんでした。サード&ロングを2回更新され試合終了。
大いに盛り上がった今シーズン、これが最後の試合となりました。
今となっては感謝しかありません。毎週ハラハラする試合で、どんなに心が踊ったか。故障者もたくさん出たし、怪我をおして出場していた選手もたくさんいました。抜群に能力のある選手が集まったチームじゃないけど、みんなで力を合わせて、ベストの戦いをしたと思います。
若い選手も、今シーズンでずっと力がついたはず。来年は、今年以上の活躍を期待しよう!
Together through it all. pic.twitter.com/0xE6ujpYRm— Seattle Seahawks (@Seahawks) January 13, 2020
RBリンチのカムバックをもう少し見たかったですけどね。メディア嫌いで有名な彼ですが、サイドラインではチームメイトを盛り上げてくれるシーンがいくつもありました。
ルーキーのRBホーマーくんに「キミの走りがオレをやる気にさせてくれんだよ・・・」なんて言ってるかと思えば、今度はこんなシーンも。
"And you our little youngster, coming through the old folks home"@travishomer4 sitting in between @MoneyLynch and @RobertJTurbin is everything. 😂😂😂 pic.twitter.com/5M7bsSn2hH— Seattle Seahawks (@Seahawks) January 9, 2020
「オレとターボ(RBタービン)を一緒に座らせちゃダメなんだよ。年取り過ぎてんだから」
「キミが真ん中に座って、年を割ってくれなくちゃ」
「どう?いい気分だろ?」
「なんか老人ホームにいる気分なんだよね」
「そんでキミが、オレたち期待の若者ってワケだな、うん」
「老人ホームを訪問して、オレたちが元気にしてるか見てくれるんだ」
一度引退したリンチは、後輩を思う気持ちも人一倍だったような気がします。試合後会見では、若い選手に「自分のお金をきちんとマネジメントすること、身体と精神を大切にすること」を強調していました。
また、ウィルソンとは試合中にこんなやり取りを。
Russ and Marshawn forever pic.twitter.com/bbDEzVlQzs— Parker Lewis (@ParkerLewisJR) January 15, 2020
「こんなこと、前にもあっただろ?」
「この前オレ達が一緒の時は、なんとかやったよな?」
マーション・リンチはシーホークスの宝物💙💚💙💚💙
試合後、リンチは自分のジャージを持ってパッカーズのロッカーを訪問し、QBロジャースとユニホームを交換したと報道されました。二人はカリフォルニア大学時代のチームメイトです。
「お前のクソジャージをよこせ」と笑いながらリンチが語りかけると、ロジャーズも「おい、お前のクソジャージこそこっちによこせ」と返答。この試合を振り返って、「ふう、オレは年取ったよ。お前はなんでまだ出来るんだ?どうやって?なんかズルしてるんだろ、え?」とロジャースに軽口を叩いたとのこと。
シーホークスに復帰し出場した試合は3試合だけですが、ファンにとって、このカムバックも忘れられない思い出です。本当にいろんなことがあって、いいプレイもたくさん見れて幸せでした。すでに来年がむっちゃ楽しみです。シーホークスファンのみなさん、来年も一生懸命応援しましょうーーー!!!
See ya'll next season ✌️ pic.twitter.com/YwQyasZyTN— Josh Cashman (@CableThanos_) January 17, 2020
お疲れ様でした。ラスがなんとかしてくれると思ったのですが残念です。仰る通り最初から戦略ラスで行けばねえ。おかげさまでリンチのジャージ交換の意味がわかりました。ありがとうございます。また来年ですね!!
返信削除また来年!いい言葉じゃないですか。どのチームもまた来年頑張ろうー!
削除シーズンが終わってしまいましたが、今年はやり切った感みたいなものがあります
返信削除不安要素山積のまま入ったシーズン、致命的な怪我人が続出した終盤
よくぞここまで、、、負けて悔いなしが率直な感想です
オフに出て行く選手も多いですが、久方ぶりの潤沢なCAPスペースがあります
ホンマに来シーズンが楽しみです
2019シーホークス おつかれさま
そして、Hanaさんもおつかれさま
楽しませていただき、ありがとうございました
来シーズンもどうぞよろしくお願いします
こんにちは。コメントありがとうございます。今シーズンは怠けてあんまり書かなかったことを反省しています。オフシーズンも引き続き面白ニュースなどを紹介したいです。これからもよろしくお願いします。
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